2025.11.15~11.16【甲州アルプス縦走】報告 木村博子
とても印象に残る大菩薩峠での夕焼けの光景。西北西の方向には、甲斐駒ヶ岳が観えていました。
▼日時 ： 2025年11月15日(土)～16日(日)
▼ 天 気 ： 15日 晴れ 16日 曇りのち晴れ
▼ レベル： ６ 健脚向
▼担当 リーダー ： 木村博子（投稿）
▼共同 リーダー ： 下倉章治
▼協力者 ： 横井利香
▼参加者 ： 14名（男性2名、女性12名）
▼行動時間 ： 15日: 約5時間30分（休憩時間含） 16日: 約11時間（休憩時間含）
▼累積標高差 ： 15日: 登り 630m 下り 200ｍ 16日: 登り 796m 下り 1,982ｍ
▼距離 ： 15日: 9.6km 16日: 18.2km
▼コース ： 15日 JR塩山駅 8：30発 大菩薩・落合行バス＝柳沢峠9：30→六本木峠10:30→寺尾峠11:35→丸川峠12:20→大菩薩嶺14:00 →大菩薩峠15:00 介山荘（泊）
16日介山荘5：00→熊沢山5:30→石丸峠5:50→小金沢山7:15→牛奥ノ雁ヶ腹摺山8:00→黒岳9:20→白谷ノ丸10:05→湯の沢峠10:35→大蔵高丸11:35→ハマイバ丸12:00→大谷ヶ丸13:25→コンドウ丸14：15→景徳院16:00＝JR甲斐大和駅解散
柳沢峠から歩き始めました。ナラ坂あたりのブナのみち案内図です。
六本木峠から丸川峠までの路は、苔がとても綺麗でした。６月頃は、更に綺麗だそうです。
丸川峠に到着。お昼休憩をしました。遠くに富士山が観えました。
大菩薩嶺にて、集合写真
眼下には大菩薩湖、そして秋の情緒を代表するススキ。ずっと観ていたいような素晴らしい秋の景観でした。
大菩薩峠
ブロッケン現象が観られました。ブロッケン現象は、雲や霧の中の小さな水滴によって光が散乱されることで発生します。ドイツのブロッケン山でよく見られたことにちなんで名付けられたそうです。
介山荘での夕食。
食べきれないぐらいのたくさんの野菜サラダとフルーツ、そして、カレーライスに大満足です。特にポテトサラダとカレーライスがとても美味しかったです。
日の出前の暗い時間から出発です。介山荘を出発して最初のピークの熊沢山に到着。
石丸峠。
秀麗富嶽十二景 二番山頂の小金沢山に到着。
同じく秀麗富嶽十二景 二番山頂で、日本一長い山名の牛奥ノ雁ヶ腹摺山に到着。
湯の沢峠のお花畑。湯の沢峠一帯の天然林と広い草原は、小金沢山自然保存地区に指定されていて、普段目にすることができないような珍しい花々に出逢えるチャンスがあるそうです。
秀麗富嶽十二景 三番山頂の大蔵高丸。甲州市にある大蔵沢の上流にある高い山という意味だそうです。
晴れてきて、遠くの山並が綺麗に観えています。
同じく秀麗富嶽十二景 三番山頂のハマイバ丸（破魔射場丸）
標高が下がってくるにつれ、朱や黄に彩られた樹々を観ることができました。
景徳院。武田勝頼一族の菩提を弔うために徳川家康の命により建立された寺。一帯は武田家終焉の地。勝頼親子が自刃した場所といわれる生害石やお墓があります。
見事な紅葉に出逢えました。
景徳院のバス停に到着。ここから甲斐大和駅に向かうバスに乗り、解散しました。
15日～16日のルート
リーダーコメント
15日は、柳沢峠から介山荘まで、9.6㎞の道のりを5時間25分かけて歩きました。初めは、穏やかなブナの林の中をのんびりと歩くことができる路でした。梅ノ木尾根分岐あたりから苔の路の始まりです。様々な苔を観ながら気持ち良く歩くことができました。春から初夏は新緑も美しく、苔が更に綺麗に観える路とのことでした。
16日は、介山荘から景徳院まで、18.2㎞の道のりを11時間かけて歩きました。日の出前の暗い時間から歩き始め、秀麗富嶽十二景の小金沢山、牛奥ノ雁ヶ腹摺山、大蔵高丸、ハマイバ丸と、アップダウンの多い路を縦走できました。途中の白谷ノ丸は特に眺望に優れていることで有名な場所でした。
2日間で、27.8㎞の道のりを16時間25分かけて歩き通しました。無事、景徳院に到着した時は、皆さん、達成感で満ち溢れていました。今までで、一番長く歩いた、という方も何人かいらっしゃいました。
今回の山行でもどなたも怪我することなく無事に山行を終えることができ、ホッとしています。これも、共同リーダーを始め、協力者、参加者の方々の御協力があってのことで、心より感謝しています。ありがとうございました。木村博子