2015.02.22 【北柏布施弁天】報告 | 東京ハイキング協会

2015.02.22 【北柏布施弁天】報告



北柏布施弁天
平成27年2月22日(日)晴
リーダー:佐野俊一郎
協力L:平山亨
協力:青山昌次・佐々木純子
参加者14名 男性4名 女性10名
R常磐線北柏駅午前9時集合
コース:R常磐線北柏駅9:00→北星神社9:10→台田信号9:20→布施入口9:40→柏市総合運動場9:41~9:50→柏市立富勢小9:57→南龍寺10:14→布施弁天10:31→日本庭園11:10→水生植物園11:22→さくら山公園(昼食)11:39~12:40→温室あけぼの山農業公園本館11:54→善照寺13:22→高野台児童公園(高射砲第二連帯営門)13:45→伊藤ハム前14:13→JR北柏駅14:25解散
神社仏閣のご由緒等々は末尾に掲載しました。興味のある人はご参照ください。【SHUN山行】も
JR常磐線北柏駅に下車水戸街道上渡る跨線通路を北口に進むと左、中程に4段の階段から、左に通路を出て階段を下ると水戸街道に下りる

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取手市方面に水戸街道の右歩道をに東に400m進むと、北星神社が建つ、神社を参拝して水戸街道を東300m程で台田交差点の歩道橋の左に布施弁天の看板に従い、左7号線に入る。
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15分程で高野台交差点の歩道橋を右に、47号と並ぶ、右の布施弁天通りの案内に従い進むとすぐ右に、柏市富勢運動公園がある。
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グランドの右側を入口に戻って弁天通りに戻り、右に柏市立富勢小の校門、を通り過ぎ、20分程で南龍寺が右に建っている、参詣
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弁天通りを布施弁天(東海寺)を目指す。布施弁天に参詣、日本庭園を散策、あけぼの公園内昼食と自由時間今は紅白梅と蝋梅が盛です。
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公園内の資料館・かかし屋室内で昼食、食後園内自由に散策咲き始めた梅園・展示温室の中は温帯植物が花を咲かせている
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午後の出発穴窯・白百合の滝を上り本館正面門に出る。畑道を布施弁天通りに戻り左に南龍寺前から47号道を横断細い道を直進、右に善照寺に向かう。
善照寺の立て看板手前の石仏群手前を左に入り香取神社の正面に回り、境内の左に善照寺門の石柱の奥に善照寺は建っている。庭に善照寺の銅造阿弥陀如来の説明板、一遍上人の像が建っている
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再度47号道に戻り、南に下り、7号道と合わせた高野台歩道橋、西に高野台児童公園の入口に(高射砲第二連隊営門)が建つ。さらに西に柏市立富勢中を過ぎて、信号から少し下ったところ、左に、伊藤ハム東京工場が建つ、10分程で北柏駅に着く。
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あけぼの山のあたりは古い農家が多く、車道を外れると畑が広がる、のどかな田園風景が続きます。庭先には柏の木が多いのも柏市の名にふさわしい風景です。ここに布施弁天の住職が中心になって開いたのが、あけぼの山農業公園の始まりだといわれています。

ひときわ小高い所に建つ、浅草、江の島、と並ぶ関東三大弁天の一つ布施弁天に参詣する。布施弁天の高台からの利根川の広大な眺めとオランダ風車の展望を楽しみ、日本庭園に入る。お茶室、庭園を回遊して、水生植物園から、さくら山に上り、冬枯れの田園風景は、布施弁天境内と違う風景に出会う。

次に善照寺を訪ねる。香取神社に参詣、開発される前は山上に建っていたのか鳥居は左に入った、道路の反対側にある。並んで善照寺駐車場から右に、善照寺の門石柱が建っている。。再度47号道に戻り、南に下り、7号道と合わせた高野台歩道橋、西に高野台児童公園の入口に(高射砲第二連隊営門)が建つ。さらに西に柏市立富勢中を過ぎて、信号から少し下ったところ、左に、伊藤ハム東京工場が建つ、10分程で北柏駅に着く。

但馬の国国筒江の里に伝わる伝説
-布施弁財天のいわれ-
千葉県柏市布施に紅龍山東海寺という名刹が有る。大同二年(807)七月七日の早朝、湖の中から紅色の龍が現れ、たちまちにして島が出現し、日が没するころにはおおきな振動と共に不思議な雲が島の周辺にたなびいた。そのときどこからともなくあらわれた弁財天がいうには「私は但馬の国朝来郡筒江村より来たりてこの島に降臨したり」と。これより以後、毎夜のごとく島には明るい炎が輝いていた。弁財天が里人の夢に現れて述べるには「私の住んでいた安らかな山は但馬国朝来郡筒江村にあり。みるところ坂東武者はわがままにして欲が深く、神仏を敬おうとする者少なし。寄ってこの地に来たれリ」と。里人は島に渡り洞穴の中で光を放つ三寸余りの尊像を発見した。この尊像が弁財天であることを知った里人は、歓喜のあまり藁葺きの小さな祠を構え、尊像を安置し香華をたむけた。弘仁年間(810~823)、弘法大師空海は、各地を巡錫の途中、この地に錫を止めた。
弁財天を仰ぎ見ると、知恵・徳ある相にして慈悲の心あふれた像である。じっと見ていた空海は「ああ、これは以前、但馬筒江にいたころに彫刻した尊像である」と語った。
筒江には、香林庵という庵があり、この尊像は、空海がこの香林庵に止宿していたころに彫刻したものであった。
空海の弟子の雲龍が里人からその顛末を聞き、歓喜のあまりこの地を布施と名付け、紅龍山東海寺を開創した。この後朝廷の庇護もあり。弘仁十四年(823)堂塔大伽藍を奉建し、荘園も寄進され勅願所に指定された。その後幾多の変遷を経て、昭和四十九年(1974)四月、往時にまさる復興を遂げた。
ちなみに、ご本尊の弁財天は秘仏で、御開帳は巳年(十二年に一度)行われます。

布施弁天山門に四天王(シテンノウ)
インドの神話時代からの護世神で欲界六欲天の第一階である四天王の主とされます。世界の中心高くそびえる須弥山(妙高山)の
中腹に住み頂上の宮殿中の帝釈天に仕えて四方四州(東勝身州・南ニ部州・西牛貨州・北ク廬あきもとそうじゅと州)を守護する護法神として多くの経典に説かれています。護世四五、護世主、四王などと称されることもあります。
1、本籍 四天王経 2、現住所 須弥下の四州 3、続柄 帝釈天の家系 4、原名 チャタスラーマハーラージカー 5、特技 仏教や信者護持

さくら山に一茶の俳文碑
俳諧師小林一茶は文化九年(1812)二月十二日に流山の秋元双樹と連れだって東海寺(布施の弁財天)に詣で。
ここで次のような俳文と句を詠んでいる。
布施東海寺に詣でけるに、鶏どものあとをしたひぬることの不便さに、門前の家によりて、米一合ばかりを買ひて、菫蒲公のほとりにちらいけるを。やがて仲間喧嘩をいく所にも始めたり。其のうち木末より鳩雀ぱらぱらととび来たりて、心しずかにくらいつつ、鶏の来る時、小ばやくもとの梢へ逃さりぬ。鳩雀は蹴合の長かれかしとや思ふらん。士農工商其他さまざまの稼ひ、みなかくの通り。
『米蒔も 罪ぞよ鶏が け合ぞよ』
一茶五十歳の時の文と句である。(一茶の句集「株番」に収められている一文である。)また一茶の七番日記によると、その日(二月十二日)雨に濡れて流山の双樹の家に帰っていることがわかる。
元来この文と句は「米蒔塚・蹴合塚」などと呼ばれて来ているが、ここに「一茶の俳文碑」として建立するものである。
碑文の文体は一茶の直筆を拡大して刻入したものであって、多くの人々が協力し合って建立したものである。昭和六十二年五月十七日 建之

善照寺由緒柏市指定文化財(有形文化財)昭和63年8月1日
市内に数少ない時宗の寺院である善照寺本堂には、長野県・善光寺の秘仏本尊を模したとされる、いわゆる一光三尊式の善光寺式阿弥陀三尊像が安置されています。
本像は、光背・台座にのり、像高は中尊が46,4cm、両脇侍が各36cm前後で、各一尺五寸、一尺の立像です。各尊とも、頭・体幹部は中型をとり、足柄までを含んで一鋳で造られています。
中尊は、僧祇支、偏衫、大衣をまとい、右手は掌を前に向けて立て全指を軽く曲げる施無畏印、左手は下げ人差し指と中指を伸ばし他の指は曲げる「刀印」を結び、両足を開いて反花に直立します。
両脇侍像は、六角宝冠を戴き、条帛・裙・帯状の衣を着け、胸の前で左の掌に右の掌重ね合わせる珍しい「梵筺印」を結び反花に直立します。左脇侍は観音菩薩、右脇侍は勢至菩薩の標識を宝冠正面に線刻しています。
善光寺式阿弥陀三尊像は、鎌倉時代から室町時代にかけて盛んに造像されたもので、この像の形式や写実的で温和な表情、また鋳造の技法などから鎌倉時代の13世紀末から14世紀初頭の作と認められます。
本像は、鎌倉時代の仏像として、当地における善光寺如来信仰の浸透を知る資料としてその勝は非常に高いものです。
毎年、本堂は施餓鬼(8月21日)及び十夜(11月10日)に開帳されます。平成24年3月31日 柏市教育委員会

柏市布施字四本榎に善照寺はあります。柏市史には、善照寺の宗派は時宗で山号を普龍山、本山は神奈川県藤沢市の清浄光寺(別名遊行寺)で、乾元元年(1302)遊行寺二世真教の開創寺院とある。ご本尊は阿弥陀如来。
時宗は、鎌倉時代の僧一遍上人を開祖とする浄土宗系の一門流で、門流を盛んにした遊行上人を讃えて遊行宗といい、また別名踊り念仏とも言い、一昼夜を六時に分け、不断念仏(休みなく念仏を唱えること)を勤める僧俗(不断念仏衆)を総称して六時衆などとも称したことから、時衆=時宗となったともいわれています。時宗と表記されるようになったのは十五世紀中頃ので、教団として定着したのは江戸時代になってからの事です。
一遍上人やその弟子である二世真教上人らは、日本全国を遊行し「南無阿弥陀仏、決定往生六十万人」と書かれた札を配り踊りながら念仏修行をすることを勧めたので「遊行上人」とも呼ばれていた。以後、かれらのあとを受け継いで遊行寺(清浄光寺)の世代聖人になったものは必ず遊行しながら全国の寺院を廻って布教教科を重ねることが習慣になっています。
このことは、善照寺においても、布施村の古記録に江戸時代の享保十二年(1727)二月八日に第五十代遊行上人の来寺があったことが記されており、その後、同十四年、寛保三年(1743)、明和七年(1770)、文化十年(1813)に来寺したことが布施村の古記録に認められています。その様子は、早くからの準備やもてなしと盛大な法要などで大変賑わいがあったとされ、当の善照寺はもとより布施地域と周辺村落の絶大な協力を得ながら行われたことがわかります。
当寺には、鎌倉時代の作と言われる阿弥陀三尊立像があります。柏市教育員会発行の「柏の仏像」によると、「銅像、鍍金漆箔で、中尊阿弥陀如来立像と脇侍左に観世音菩薩立像、右に勢至菩薩立像」とあり、「像高は、中尊46,4cm、左脇侍35,9cm,右脇侍36,0cm」とあります。また、この仏像は、柏市指定文化財となっており、毎年8月21日と11月10日に、扉が開かれ、近くでお参りすることができます。出典:歴史ガイドかしわより

南龍寺の概要
浄土宗の南龍寺は、竹林山文殊院と号します。南龍寺は、寂蓮社尊譽上人運哲大和尚が元和8年(1622)開山、寛文九年(1699)に字荒屋敷へ移転したといいます。新四国相馬霊場八十八ヶ所26番です。
「柏市史」による南龍寺の縁起
布施村字荒屋敷に所在。竹林山と号し、小金町東漸寺の末寺。本尊は大日如来。元禄一三年(1700)の「南龍寺起立書」によれば、南龍寺長老山は正保四年(1647)に創建され、寛文九年(1699)に字荒屋敷に引っ越したとある。宝永四年(1707)の「布施村除地書上帳」に境内除地とある。寛保元年の「郷差出帳」によれば、字西ノ前にあって道心者が住む除地の阿弥陀堂を支配していた。この堂は墓地の傍らにあった。「柏市史」

北星神社
北星神社は明治九年に改称されるまでは「妙見宮」と呼ばれ親しまれてきた。中世に相馬氏が所領していた時代の創建で、祭神に天御中主命を奉祀、本尊妙見菩薩。相馬・千葉氏に関わる城館には必ず妙見菩薩を祀る宮があったとされている。
しかし、伝承では、ここから北西に根切の田があり、そこから出土した妙見様が花戸原の妙見塚を経て現在地に祀られたという。
社殿がつくり替られたが、旧社殿の造営は棟札に社殿基壇部に、天保四年(1833) と記され、棟札には再建とあるので、それ以前から宮があったのは確かである。明治四十一年に本県知事の許可を経て無格社六社を合祀しています。(境内掲示より)吾妻大名神(池尻旧在)、香取社(上屋敷旧在)、天神社(上屋敷旧在)、第陸天社(荒迫旧在)、稲荷社(花輪旧在)、白山社(中馬場旧在)の七社を合祀、その後八坂社(台田)も合祀した

あけぼの山農業公園に花の里、あけぼの山を彩る四季折々の花。寒緋桜・チューリップ・カタクリ・バラ・ブラシの木・あじさい・山百合・ひまわり・キツネノカミソリ・彼岸花・コスモス・皇帝ダリア・日本すいせん・梅・ロウバイ・椿が四季を通じて楽園内でしめる。
雨の予報で中止問い合わせが多くありました。地元会員さんの情報で山行実施、布施の弁天さん、ふくよかなお顔立ちです。リーダー

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