2025.8.19~8.21【唐松岳~五竜岳】報告 木村博子

神秘的な八方池。風が凪いだ時に白馬三山が映し出されていました。
▼日時 : 2025年8月19日(火)~21日(木)
▼ 天 気 : 19日 曇り 時々晴れ 20日 曇りのち晴れ 21日 曇りのち晴れ
▼ レベル: 5 やや健脚向
▼担当 リーダー : 木村博子(投稿)
▼共同 リーダー : 下倉章治
▼協力者 : 横井利香
▼参加者 : 12名(男性2名、女性10名)
▼行動時間 : 19日: 約3時間45分(休憩時間含) 20日: 約8時間(休憩時間含) 21日: 約5時間20分(休憩時間含)
▼累積標高差 : 登り:1,702m 下り:1,998m
▼コース : 19日 JR白馬駅 11:40 タクシー=八方ゴンドラリフト乗り場 八方アルペンライン11:55=八方池山荘 12:35 → 八方池13:45→唐松岳頂上山荘16: 20(泊)
20日 唐松岳頂上山荘4:55→唐松岳5:15→唐松岳頂上山荘6:20→牛首6:45→大黒岳8:05→五竜山荘9:30→五竜岳11:10→五竜山荘12:55(泊)
21日 五竜山荘5:05→西遠見山6:25→大遠見山7:30→小遠見山8:40→アルプス平10:25 テレキャビン=五竜とおみ・エスカルプラザ 無料シャトルバス=JR神城駅

八方アルペンラインの総延長は3,445m。標高差1,060mを一気に登り、わずか40分ほどで標高1,830mの八方池山荘へアプローチできます。

キンコウカ。花が金色に輝いて美しいことからキンコウカ(金光花)と名付けられたと言われています。花言葉は「勇気」や「希望」。

ウメバチソウ。
白い花弁を持つ清楚な姿と、厳しい環境でも咲き続ける強さから花言葉は「純潔」「清らかな愛」。

タテヤマウツボグサ。夏枯草(かごそう)という生薬として古くから利用されていることからその花言葉は、「優しく癒す」と「協調性」。

人の顔に似ている八方ケルン。このケルンは、1980年12月に吹雪で道に迷い遭難し凍死した逗子開成高校の生徒5人と引率教諭1人を慰霊する目的で建立されたものです。

マツムシソウ(松虫草)。松虫草の語源は「マツムシの鳴く頃に咲くから」または「花が終わったあとが松虫鉦という僧侶の持ち物に似ているため」と言われています。

ハクサンシャジン。鈴の音が鳴り響くように風に揺れる姿は涼し気で風情があります。花言葉は、「詩的な愛」「誠実」「優しい愛情」。

トウヤクリンドウ。名前の「トウヤク(当薬)」は、その根が薬として用いられたことに由来しています。花言葉は「初恋」と「奥ゆかしい」。岩の間に花束のように咲いていて、とても素敵でした。

唐松岳頂上山荘に到着。山荘の前からは、牛首と五竜岳がはっきりと観えました。

唐松岳頂上山荘での夕食。皆さん、元気いっぱいです。

縦走2日目の朝早くから唐松岳頂上を目指し出発。唐松岳頂上での集合写真。

唐松岳から降りてきて、荷物をまとめ、五竜岳に向かいます。

唐松岳頂上山荘を出発後程なくして、牛首の鎖場の表示が出現します。





五竜山荘に到着後、水と行動食、雨具を持参して、五竜岳に登頂。

五竜岳山頂から、何を見ているのでしょう・・。皆で観ている先には・・雷鳥がいました。

五竜岳山頂からの下り。鎖の付いた岩場を緊張しながら慎重に降りていきました。

五竜山荘での夕食。唐松岳、牛首、五竜岳と、盛沢山の内容を乗り越えて、皆さん笑顔です。

縦走最終日の朝、五竜山荘前での集合写真。遠見尾根を下っていきます。

少し晴れ間も出てきて、これから歩く遠見尾根と遠くの山並が観えてきて大歓声が上がりました。

西遠見までは鎖の付いた岩場が何箇所かあります。最後で怪我をしないように、注意深く進みました。

遠見尾根はアップダウンが多い路ですが、その北側に目を向けると、八方尾根の稜線が手に取るようにわかり楽しく歩くことができました。

過酷な自然環境の中で健気に咲く、高山植物の女王「コマクサ」。花言葉は「誇り」「気高い心」。
今回のルート
リーダーコメント
初日は車窓から雄大な山並や木崎湖、青木湖の眺めを楽しみ、優雅な気持ちで白馬駅に到着。その後アルペンラインで涼しく爽やかな八方池山荘へ。観光地としても有名なので、木道も整備されていて、とても歩きやすく様々な高山植物と白馬三山を眺めながら楽しく歩くことができました。白馬三山を映し出す八方池、唐松岳頂上山荘からは、唐松岳、五竜岳、そして剱岳も観ることができ、充実した一日でした。
2日目は、唐松岳に登頂後、鎖の付いた岩場が続く牛首、そして五竜岳に登頂という緊張の続く行程でした。特に五竜岳山頂からの下りは、鎖の付いている急斜面もあり心配しましたが、岩自体が硬く足場もしっかりしていて、そして、何より参加者の皆さんそれぞれが慎重に確実に歩を進めてくださったおかげで、無事に降りることができました。
縦走最終日は、遠見尾根をアルプス平まで下っていきましたが、八方尾根に比べて急斜面で、特に西遠見山までは鎖の付いた岩場が続くので最後で怪我をしないようにゆっくり、降りていきました。遠見尾根はアップダウンの多い道ですが、初日に歩いた八方尾根が手に取るように眺められ、疲れを癒してくれました。そして、無事、アルプス平に到着。エスカルプラザで汗を流した後、解散しました。
今回の山行でも、共同リーダー、協力者、そして参加者の皆さんが協力してくださったおかげで、どなたも怪我することなく山行を終えることができましたことに感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとうございました。 木村博子





























2025/8/24 日曜日 at 07:52
お久しぶりです。今年、日程が重なっていて行けなかった、私が注目していた山行きで
す。初めの写真は、私がまさに見たかった景色です。嬉しくなりました。参加されている
方が、知っている方が多かったので、さらに残念と思いました。大変なところもあったか
と思いますが、成功され、天候に恵まれ、良かったですね。記録を拝見して、行きたか
った思いを強くしました。
2025/8/25 月曜日 at 20:28
壽原さん、報告書を御覧になってくださり、ありがとうございました。白馬三山を映し出す八方池は、本当に神秘的で素晴らしいですね。私も感動しました。また、御一緒できるのを楽しみにしています。