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2025.7.27~29 【鹿島槍ヶ岳~爺ヶ岳】 報告:山川美恵子


美しい双耳峰の鹿島槍ヶ岳(南峰ー吊り尾根ー北峰) 種池山荘より

▼2025年7月27日(日)~29日(火) 【鹿島槍ヶ岳~爺ヶ岳】レベル:5やや健脚向け
▼担当リーダー : 山川美恵子
▼協力リーダー : 小川順一郎(投稿)
▼参加者     : 11名(女性:8名 男性3名)
▼コース
27日:JR 信濃大町駅=柏原新道入口11:52→12:12昼食12:40→ケルン13:30→種池山荘16:35( 泊)
28日:山荘5:43出発→爺ヶ岳南峰6:32→中峰(本峰)7:00→冷乗越8:07→冷池山荘8:25→10:05布引山 10:30(昼食)→鹿島槍ヶ岳南峰11:30→冷池山荘13:23(泊)
29日:山荘6:10出発→高千穂平7:26→西俣出会9:17→大谷原登山口10:30=薬師の湯=信濃大町
▼歩程 : 27日4時間50分   28日7時間40分   29日4時間20分

◎27日(日) 信濃大町駅ー柏原新道ー種池山荘

特急あずさから松本駅で大糸線に乗り換えて、信濃大町駅で下車します。

信濃大町駅からタクシーに分乗して、登山口に向かいます。

柏原新道登山口で下車して、リーダーから行程の説明、山行の注意事項の説明があります。

暑い日差しを受け元気に登山開始です。


地元ではネズコと言われ、ヒノキの仲間で黒檜、くろべとも言われてます。

駅見岬からアルペンルートの扇沢駅が見えます。岬とは登山道と小尾根が交差した場所だそうです。

約1900m地点から稜線に種池山荘が見えました。何やら灰色の雲が流れてきました。

ひとしきり登ると平らになり、水平道の標識が!これはボーナス区間です。でも雲行きが、、、、

突然カーテンのような土砂降りに!! 地図の⚠危険個所の雪渓横断はより慎重になります。

まさに鉄砲玉のような雨の中、胸突き八丁の鉄砲坂を雨水が洗います。


自問自答の我慢の登りで山荘に着くと、さっきまでの雨は上がってくれました。

山荘では大柄の黒い毛むくじゃらの小屋番さん!? が出迎えてくれました。参加者のOさんが記念撮影してくれました。

種池山荘の夕食です。美味しくいただきました。

◎28日(月)山荘ー爺ヶ岳ー冷池山荘ー鹿島槍ヶ岳

雲海から日が昇ります。参加者のOさんが撮影しました。

鹿島槍ヶ岳が段々と赤く染まっていきます。

種池山荘の朝食です。美味しく頂きました。

さあ準備が整い、黄金ロードを歩いて鹿島槍ヶ岳を目指します。


稜線では可愛らしい花々が迎えてくれました。

冷池山荘と立山連峰、剱岳がドカーンと現れました。

分岐では直進の巻き道には進まず、右につづら折れを登って行きます。

爺ヶ岳南峰2656mに上がりました。

可愛らしい花が出迎えてくれました。

南峰から一気に下り、我慢の登り返しの急登が続きます。

爺ヶ岳中峰 (本峰)2670mに上がりました。

 
爺ヶ岳でも小さな可愛らしい花が咲いています。

 
稜線を歩き、冷乗越2442mを超えて進んで行きます。

 
冷池山荘に不要なものを預けて、鹿島槍ヶ岳を目指します。

 

 

 
黄金ルートには可愛らしい花が沢山咲いています。

前衛の布引山をつづら折れで登って行きます。

布引山2683mに上がりました。だんだん雲が湧いてきました。

鹿島槍ヶ岳南峰のガレ場を黙々と登って行きます。

鹿島槍ヶ岳南峰2889mに立ちました。360度の大パノラマの絶景です。

来た道を戻り冷池山荘に帰ります。稜線の左、信州側から雲が湧いてきて、心地よい涼風が吹いてます

冷池山荘に戻りました。皆さん余裕の笑顔です。

 
山荘名の冠になっている冷池。冷池山荘の夕食です。信州そばも頂きました。

◎29日(火)山荘→冷乗越→西俣出会→大谷原登山口
冷山荘の朝食です。美味しく頂きました。

皆さん元気に冷池山荘を出発です。今日は標高差1300mを一気に下ります。

信濃大町、豊科方面は雲海の下です。

 
冷乗越を目指して一気に登ります。  冷乗越の稜線からは、左に急峻な赤岩尾根を下ります。

冷乗越に上がり、ここでで立山連峰・剣岳とはさようならになります。

赤岩尾根のガレ場のトラバースが現れました。

ナイフリッジはずり落ちないように慎重に足を運びます。

ガレ場のトラバースが終わり、ザレた斜面を下ります。

 
今度は梯子が現れました。距離をとって慎重に下ります。

梯子の急下降を抜けて、一安心です、バンザ~イ。

高千穂平2049mまで降りてきました。名前から神々しい場所なのでしょう。

樹林帯に入ったら梯子が現れました。

踏み外さないよう慎重に距離を開けて降ります。

巨岩に張り付く異様な黒檜。とても力強さが感じ、タッチしてパワーをもらいました。

 
緊張が続く下山でしたが、綺麗な花にホッとします。

 赤岩尾根登山口1376mに降り、もう一安心です。皆さん笑顔がこぼれます。

長い林道歩きですが、楽しくおしゃべりしながら歩いていきます。

大谷原登山口に着きました。とても達成感のある山行でした。

【コースマップ】




【リーダーコメント】
27日 柏原新道から種池山荘に向かう。樹林帯を坦々と登るしかない。突然、雨がポツ!あっという間に強くなり、雨対応に迫られた。雷こそ鳴らなかったが勢いもあり、結局山荘まで、雨中登山となってしまった。今回は突然の雨で支度も急を要したが《今思えば》の観点で反省点を上げてみた。
その1、遅い時間の登山口の出発、山小屋への到着はリスクあり。
その2、雨着着用の指示はだしても上着だけのほうが多い。外れもあるため自己判断の着用となるが、大降りになれば対処不能。殆ど着用する自分は靴への全面浸水は免れたが毎度雨着着用の声掛けを出す際はいつも悩む。
その3、リュックの雨対応について。水が入ることを前提にしたパッキンが重要。気づかなくて失敗された方がおられた。山歩きに必須な情報はこちらからも積極的に発信の必要があると認識。

28日 雨にならぬように念じて出発する。のっかから快適な稜線歩きで展望も申し分なし。剣岳、立山連峰、薬師岳等々、名だたる峰々が素晴らしい。足元は可憐な花。先頭なので真っ先に見つけるのだが今年初見えの花が多くて自信を持って花名が言えないのが難点である。
爺ヶ岳南峰 タッチ! 中峰タッチ! 冷池山荘に荷を預かってもらい、布引山でタッチ! 到頭鹿島槍ヶ岳南峰ターッチ!写真は撮らないが頂上の印にいつものご挨拶をして帰路に戻る。

29日 ここは初歩きの赤岩尾根の下山ルート。昭文社の地図には赤字特記の注意が付記されている。最初のガレ場をこなしその先は小川Lの厚意を受けて先頭交代したのに⚠のガレ場は直ぐに終了。でも隊はそのままに大谷原に下る。(楽ができました。小川Lありがとうございました)
下山時の予想は難しい。最初は11:40、しかし約束時間が過ぎたら延滞金、の運転手さんの一言で12:00に訂正。実際は10:30には到着して1時間待つ羽目になったが、揃って無事に下山出来た喜びは大きい。協力者が居なかった分、側にいる方に何やかや手伝って頂きました。快く対応して頂き、心から感謝致します。ありがとうございました。                           山川

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