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2025.05.10~11【両神山】報告 山川美恵子


両神山剣ケ峰:巨大な古生代後期の海底堆積岩のチャート 珍しい板状節理が見られます

▼2025年5月10日(土)~11日(日)
▼天 気 : 10日雨 / 晴 ・ 11日晴
▼レベル : やや健脚向き
▼リーダー: 山川美恵子
▼協力L : 小川順一郎
▼協力者 : 山川和雄
▼参加L : 加藤正彦 ・ 星 富士夫
▼参加者 : 22名(男性5名 女性17名)
▼コース : 雨のため10日は予定変更して宿に直行
11日(日) : 両神山荘5:55→会所6:30→八海山7:35→清滝小屋9:32→10:15
両神山頂10:30→11:00両神神社11:20昼食→清滝小屋12:10→会所13:40→
両神山荘14:10   全行程8時間15分

◎10日(土) 秩父鉄道三峰口駅→両神山荘
秩父鉄道三峰駅に集合して、町営バスで薬師の湯行きに乗車します

薬師の湯でバスを乗換えて、日向大谷口に向かいます

終点の日向大谷口で下車して急坂を上がると両神山荘に着きます

初参加の会員さんと情報交換です

笑顔で楽しい雰囲気が伝わります

山荘の女将さんからお漬物の差し入れを頂きホッと一息です
 

山荘のご主人夫婦の64回目の結婚記念日に宿泊しました。ナント!お祝いに秩父錦を頂きました

山の幸をふんだんに使った美味しい夕食です

早速、お祝いの秩父錦をいただきます

明日の晴天と無事故を祈念してカンパーイ!

◎11日(日)両神山
AM5:00 朝食をしっかりいただきます。なめこの味噌汁おいしかったです。

5:55 両神山荘を出発します

山荘脇の綺麗な花が見送りしてくれます

山荘の横からなだらかに登って行きます

静かな樹林帯に入って行きます。木々の間から陽が射してきました

秩父古生層の緑色片麻岩が現れてきました。ツルツル滑る岩石です。

会所799mに到着してお水タイムです

七滝沢を渡ります

薄川渓谷沿いに、片麻岩帯を滑らないよう注意して登って行きます

登山道は徐々に傾斜が増していきます

両神八海山1030mに到着しました。小さなお不動様が見守ってくれています

登山道はつづら折れになり、きつい登りが始まります

薄川沢は枯れ沢になりました

標高1214mの弘法之井戸、湧水です、、、上に小屋があるから飲まないほうが良いかも

岩ゴロの岩稜斜面を距離を空けて登って行きます

清滝小屋1285mに着きました。清滝が枯れて水の確保が出来なくなり、閉鎖して避難小屋になりました

清滝小屋で可憐な花が出迎えてくれました

鈴が坂1380mを通過します。木の根に足を取られないよう注意して進みます

鎖場が現れました。距離を置き一人づつ3点支持で登って行きます

慎重に、慎重に登って行きます。下山はここを下らなければなりません、、、汗

横岩の脇の鎖場を上がりました。巨大なチャートの1枚岩です

両神神社1627mに着きました。古くから山岳信仰の霊場で、日向大谷からは表参道になります

綺麗な花の稜線を進みます

再び岩稜帯の急斜面を登って行きます。頭上のアカヤシオの花々が緊張感を癒してくれます

山頂部の巨大なチャートの一枚岩を注意して登ります。古生代の海底の堆積物です

両神山剣ヶ峰1723m、2億年前の貴重な板状節理のチャートの上に立ちました

山頂から八ヶ岳方向を望む

山頂から南アルプス方向を望む

  両神神社まで降りてきました

緊張感を切らさずに両神神社まで下山してランチタイムです。

両神神社鳥居前でハイ、チーズ!さあ、元気に下山開始です

巨大な横岩の脇を慎重に下りました,この巨岩もチャートです。

薄川沢まで降りてきました

沢の岩は緑色片麻岩に変わってきました。滑りやすいので慎重に渡渉します

七滝沢を渡ります

会所に戻ってきました。もう危険個所はありません、皆さん良い笑顔です

14:10 両神山荘に帰ってきました。5:55に出発して全員無事に帰着です

【今回のルート図】

【リーダーコメント】
10日は雨のため宿に直行。 その日は宿のご主人夫婦の64回目の結婚記念日だそうで部屋には花が溢れていた。 夕食にはお祝いだからとご主人から秩父錦が一本振る舞われ、恐縮しながらもそこはいつも元気な東ハイの面々、みんな揃っておめでとうございまーす!! 翌日は晴、御膳に並んだ豪華なご飯をしっかりと平らげて出発となる。緑の中の緩やかな登り出し。 清滝小屋が見えたらまずシャクナゲが、次はアカヤシオが現れて女性陣へ華やかなプレゼント。その先からが鎖な岩が続くコースとなるが百名山ともなれば丁寧な整備がされていて順調に山頂に立った。下山も快調で宿に戻るとお約束のごとくに用意されていた料理で乾杯!揃って元気なのことに乾杯!
リーダーの皆様の参加は心強かったです。協力者も口数多いですが、雰囲気作りに頑張ってくれました。初めての方も多い山行でしたが全ての方々にいろいろと気をつかって頂きました。感謝です。
もう一つご報告したいことがあります。帰りのバスで一緒になる予定の15名(16?)の学生さん達と両神神社でお会いして暫しの歓談。彼らは先に下山していきましたが、バス列に並ばず私たちに席を譲るため離れた場所で休憩していたのです。私たちの後に大きなリュックの彼ら達が続き、みんなも立つ彼らが少しでも楽になれるようにとリュックを膝に預かり、お互いにお礼を交わすさまは忘れられないでしょう。出会った芝浦工大の学生の皆さま、本当にありがとうございました。これからも山を楽しんでください。
山川美恵子

 

 

これまでのコメント

  1. 加藤正彦 :

    山は変わらないのにこちらは変わる。素晴らしく歩き甲斐のある山になっていた。
    特に下りは厳しかった。全員無事完踏できた達成感に加えて、結婚64回目祝宴及び
    芝浦工業大学学生さん達の先輩思いに触れることができて、記憶に残る山行になりました。感謝です。

  2. 田島幸子 :

    初日は雨で両神山荘に15時に到着。我が家に来たようで「ただ今」と思わず一言!温かいおもてなしの手料理に満足でした。翌日は登山日和でアカヤシオと雪帽子の富士山と青空が絶景でした。
    山川Lのコメントは情景が浮かぶような、いつもながら感心させられる文章で楽しく拝読しています。

  3. 星富士夫 :

    今回の両神山行は感動続きの1,5日間でした。ありがとうございました。まづは偶然にも山荘女将さんご夫婦の64回目の結婚記念日、翌日は絶好の登山日和で薄川沿いの色濃くした木々の緑の回廊を歩く。清滝小屋を過ぎると、シャクナゲ、アカヤシオ足元をよく見るとニリンソウやフデリンドウが健気に咲いていました。山頂は360度の眺望で遠くに八ヶ岳、南アルプスの山々の雪化粧を残した姿が良く見えました。特に急登、鎖場、岩稜地帯がある中、全員無事完登、下山に導いた山川Ⅼの経験豊富な歩きに感謝します。(Tさんが、完登出来たことは感激です)あとは、心優しい大学生など色々ありました。小川L、素敵な写真ありがとうございました。山は優しさと厳しさを教えてくれます。山はいいな―

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