2010.07.03~07.05 [ 嵩山;高標山;桟敷山 ] 報告 | 東京ハイキング協会

2010.07.03~07.05 [ 嵩山;高標山;桟敷山 ] 報告



 草津温泉に2泊3日の山旅07.03~07.05   嵩山;高標山;桟敷山   

 平成22年7月3日(土)嵩山  (群馬県中之条町)  天気雨予報が曇りから晴れのち雨   

投稿者: リーダー 小林妙子   

協力者: 木村 馨、石川孝子、池田英子   

参加者:    19名     (男性6名 女性13名)        

 嵩山東登山口より頭上に男岩が聳え 見るからに岩山です。    

 [ 嵩山] のアプローチ  関越自動車道渋川伊香保I.C国道17号線に降りる→国道353号で   

中之条町へ →主要地方道中之条湯河原線を通って親都(ちかと)神社へ。車は、親都神社北側の   

「道の駅霊山たけやま」の 駐車場に置く非常に整備された道の駅で、案内板の前にいるとリーダーを   

呼んでくれと言う。 案内板で説明があり  前夜の大雨で道が滑りやすいことと「注意してストックを   

置いていって、登って下さい」と言う 。大勢なので心配してくださいました      

 <コースタイム>歩程約3時間   

「道の駅霊山たけやま」駐車場10:03-15— [東登山口820m -15’休石10:25-3’一升水:37—5’経塚   

10:50-:55―10’鎖場大天狗789m11:14-:22―2’御城平11:33-:53 ―5’中天狗760m ―7’小天狗   

12:40—3’天狗の広場12:50―5’休石12:54―20’西(表)登山口13:16 「道の駅霊山たけやま」駐車場   

 -13:30=長野原R292経由 =10k草津温泉38.2km  1h15’  「ホテルニュー七星」15:00 着 
      

 頂上岩のH.K.           頂上岩から降りるM.I.                 山頂3等三角点   

       

   御城平の百体観音地蔵                     曇りのなかの小野子山   

中天狗付近で咲いていたコバノイチヤクソウ   

 踏み跡:   

東登山口方向へ登りに入るとオカトラノオウが沢山咲き日当たりのよい斜面でした一升水に着きます。    

すぐに左から沢が来て滑りやすい石を跨ぎ 樹林に入ると 右側に高い岩壁からポタポタと水滴が   

落ちています。   

 さらに進むと木の間から弥勒菩薩像が見えて 横穴入口に着き、絶壁を鎖が垂れています。   

横穴の洞窟には 弥勒菩薩像が厳かに安置されて 先に進むと左に経塚があります   

 ベンチがあり荷を軽くしてストックは置いて行き 夫の 潤也さんはザイルを持ち 長い鎖を登り、   

先頭を登って行きます。鎖は大勢なので 心配したのですが 中程まで登ると、鎖を使わないでも   

脇に道を拾い 素晴らしい展望の大天狗(嵩山頂上)に着きます。勿論鎖で上まで行けますが   

安全に登れるように途中から脇道へ逸れて 上部は見えないのですが すぐに 3等三角点に到着。   

その上に棒が立つ山頂岩があります さらに鎖で登り あまりに狭く 交代でないと登れない。    

此処でも充分なので何人かは登らない。見晴らしは同じでゴルフ場があちらこちらにある   

 嵩山は昔、天狗の住む山とも言われ、東の峰を大天狗(女岩) 中の峰を中天、(男岩)    

西の峰を小天狗と呼びます。頂上では上信越地方の山々が見渡せますが 今日は曇りで   

遠方は見えません。   

吾妻渓谷を北へ目で追うと 草津白根方面は 曇っていて今ひとつハッキリ見えません    

近くの小野子山や十二ヶ岳方面はシルエット位に見えていた 元の鎖場を降りるのですが、   

ザイルでセルフビレーし何人か下し あずま屋に戻り、中天狗の北へ進むと 御城平です   

 途中右側に 白花のコバノイチヤクソウが咲いていました 御城平(みょうじょうだいら)は、四角の   

三方を地蔵が 百体の内の半分ぐらいが並び この5月に登った神津島の秩父山山頂と同じ   

形式の地蔵様が整然と並んでいた ここは哀しい歴史ある所  次に天狗の広場に出ます 東へ進むと   

 あずま屋があり、昼食としました   

 きゅうり漬けや白菜や糠漬け 蕗の煮物 等が周り 皆様上手においしくお料理して持ってこられますね。   

 汗も収まり  食事を終え 左へ下ると胎内くぐりで 鎖をたよりに胎内を抜けられます。   

胎内くぐりへ行き 体型の比べごっこのようで 背中を岩で触るので泥になって戻ってきた人も多く   

 ワイワイと 楽しみました。中天狗では、鳥瞰図台とあずま屋・展望台があります。   

 広場から小天狗と左の道は不動岩へ行けますが、不動岩は鎖をたよりに登るので、足場には   

くれぐれも注意が必要です。    

小天狗への急な岩を登ると小天狗山頂で、不動岩がすぐ隣に見え 鎖を降りて来る焦げ茶色の   

男の人の姿が見えました 天狗の広場に戻り簡易トイレもあり 展望台に着く 表登山道の急な   

坂道を ドンドンとつずれ折れに降りると 左に平和観音菩薩が厳かに建つています。   

 右下は遊園地で お滑り台があり 童心に帰り、滑って降りてゆく数人の仲間あり。   

 表西登山口に着くと 竹の棒が(杖)箱に沢山入っていて、山の終わりです   

 道の駅の立派な家の前に出て一周です。   

 19名で休憩を含み約3時間でしたが 汗をびっしょりと掻いた山で バスの中では冷房がクールで   

爽快でした  PM3:00には宿に着き、熱い「地蔵の湯」温泉を楽しみ 今宵の合同宴会に沸いた。   

平成22年7月4日(日) 高標山  (長野県北志賀)  天気雨   

<コースタイム>; 歩程3時間   

高標山登山口9:53-10:05 ゲート前駐車場→10’登山口10:20→35’分岐道標1620m→25’高標山   

1747.3m 11:45-12:07 →20分岐道標12:33→20’登山口13:00→10’ゲート前駐車場   

林道の両サイドに咲く矢車草 高標山 登山口

高標山 の祠前で

ショウキラン めったに見られない花 葉はない

 踏み跡:    

 熊に遭遇した記事が目立つ高標山へはゲートから林道を800m、約10分 やや下り気味に   

進むと左手に高標山登山口道標がある。この林道には大きな矢車草が花を付け矢車草だらけで、   

竹似草も花を付けていた。その道標には「kohyosan」とローマ字で記載されているが、   

地元の方が呼ぶ「たかっぴょうやま」と読む。急坂はなく、穏やかな登りで、始めだけ    

木の階段で緩やか 潅木類が多く、それでも カラマツ、大ブナ、ダケカンバの木々が多くなると、   

それなりの濃緑を呈し、樹林の足元に珍しい花の ショウキラン を見つけた。   

雨なので帰路に写真を撮ることにした 魅力のある風景には出会わず エンレイソウと   

サンカヨウの実を付けた大きな葉ばかり見られた。 地形図にある道との合流地点の道標に   

出ると、その先から多少のアップダウンはあるが、ほぼ平坦な道が高標山の肩まで続く。   

肩から先に道が延びているが、藪で先へは進めないので、肩から道なりに大きく右に曲がって   

進むと、展望が開けるのでしょうが 雨のため皆無、 程なく高標山の山頂に出る。   

それほど広くない山頂には大きな石の祠が真ん中に陣取り、その右端に三角点が目立たなくあります   

  天気予報では快晴のはずが、雨になり、展望はないが風もなく シトシト雨なので傘と雨具で   

登ってしまいました 誰一人バスに残る人がいなかった また、気温が高く汗をびっしょり掻いて   

、遠望もない。   

スキー場で抉られた山腹の高社山が見えたり、岩菅山と、焼額山が指呼出来るはずが残念でした。   

 帰路は、往路を戻るが、日曜日ということで数人の方とすれ違った。その人たち4にんは、   

ヘルメットに前掛けのタケノコ狩りで 道標分岐手前で出会う そして高標山はどこですかと聞か   

れた   

” 下り道なので戻ってきた”という 地図を見ないのでわからないのでしょう コブがあり   

アップダンを越えて行くことになる   

 カヤの平には車が数台駐車していたが下山すると1台もいなかった。   

ブナと白樺と取り合わせの風景だが、下草類や潅木が多く、雨では写真にならない。   

 頂上稜線は、前日からの雨でしょうか池糖のような水たまりがありギンリョウソウが多く咲いて   

いた 頂上はレンゲツツジが雨で色鮮やかに咲いていた 昼食にしましたが 丁度雨が止み   

 虫が寄ってきて 刺された人がいた 大きな石祠があり 小扉を開けられるような木の祠だ   

30人は立てそう 全員写真を撮り下山するとまた雨の中で傘をさしバスへ戻った    

水が溜まった登山道は非常に滑りやすい 誰も転ばず無事だった    

    

    

  平成22年7月5日(月)桟敷山  (長野県湯の丸)  天気 曇りから晴   

<コースタイム>歩程3時間   

 桟敷山のアプローチは 草津温泉発8:12 1165m =R292 8’ 3.9k=   

R59 21’ 10.6K=三原右折R1144ロマンチック街道12k22’=田代左折R94 230m11’紅葉館   

(32.3k 1時間2’)   

<コースタイム>   

 8:50-=[鹿沢温泉PWCあり・百番観音前(1520m) →9:00=小桟敷山登山口(P)1615m   

 10’ 9:15—1h5’展望台分岐10:16—10’桟敷山1931m10:20~46—8’展望台分岐10:48—7   

’展望台10:55 –6’展望台分岐11:00—35’ 小桟敷山分岐11:35—25’桟敷・小桟敷山分岐   

三叉路11:10—18’桟敷山登山口(P)11:25-12:00=  

 

   

 
 
 
 
 

小桟敷山を背に アヤメ群落 ヒオウギアヤメの群落 小桟敷山を背に アヤメ群落

山頂でK.H.  

   

   

グンナイフウロウソウ群落

    

オダマキ草

    

ベニバナイチヤクソウ

    

隣の村上山 桟敷山から

    

 展望岩から地蔵峠と篭の登山 

 

桟敷山 山頂で団欒 桟敷山 山頂にて

周りを見渡すと、アザミ、ヒヨドリバナ、ヤナギラン、シシウドなどの葉が見え、期待通り花の   

多そうな山だ。小サジキ山入口とあり、その上に小さじき山のプレートも取り付けられている。   

階段を右へ上がると左側の斜面には白樺が林立し、その手前にはそう多くはないがヤナギ   

ランやヒヨドリバナの群生が見られる。すぐ、右下にガードレールが見える。 山道には紫色   

のヒオウギアヤメの群落が沢山あり小桟敷登山口から来てよかったと”やった!”と拍手した。   

ヒヨドリバナも多く、花から飛びたったアサギマダラが空に舞い、美しい模様を透かして見せて   

くれる。15分も登ると道標が立ち、左奥にさじき山への道が分岐している。駐車場からの分岐、   

桟敷山に登ってから、ここら辺から樹林帯に入り、コナラ、ミズナラなどの自然林の斜面を大きく   

稲妻形に登って行く。ところどころ、林床の明るいところにはシモツケが咲いているが、ほとんど   

見るべきものがなく、黙々と登って行く。6/12-14以来の 尾瀬口小屋渋沢大滝の山歩きで   

 しかも3日連続目で、それに暑さも加わってバテバテである。休み休み登っていくとカラマツ林に   

変わってくる。あまり急なので休憩をとると 爽やかな風が吹いてきて疲れがふーと消えた   

5月のカラ松の芽ぶき頃はまた来ても良いようだやがて勾配が緩み、左側が開けた草付きの   

斜面になる。ヤナギランを期待して行くがまだまだ花はない山ツツジが処処花を付け斜面を   

彩っていた。そして少し行くと展望台分岐となる。この辺のヤナギランは先ほどより葉が多いが   

群生というには程遠い。展望台は帰りに寄るとして桟敷山へと向う。   

明るく広々とした笹の原にカラマツの大木が点在するなかなか好ましい山道である。   

笹の上にヤナギランの葉っぱが結構見られるが残念ながら花はほとんどない。   

カラマツ林を左に折り返しながら登って行くと左側が笹の原となり、またヤナギランの   

群生地になっている。そして少し登ると右側が開け、その先で山道は終わり桟敷山の   

道標が立っている。山頂付近をよく見ると木蔭に祠と中央大学のWV部員の   

丹沢蛭ケ岳遭難碑がある。故人がこの山が気に入っていたので仲間がここにわざわざ   

立てたのでしょうか。山頂は木に覆われ、樹木越しに角間山、鍋蓋山、村上山が   

見渡せる程度である。なんとなく心落着くところであった。しばらく皆で雑談をして   

「あんずの半乾燥の実を沢山食べた バスに戻って昼食にするので行動食と水分しか   

持ってきていない 小休止した後、展望台に向う。展望台分岐の先は広々とした草原で、   

ヒヨドリバナ、クガイソウ、アザミ、アヤメなどのお花畑になっている。すぐ樹林帯に入り、   

少し右へ下ると大きな岩の展望台にでた。眼下の、右に湯ノ丸、正面に地蔵峠、左に   

篭の塔などが見渡せられる。岩の周りには花は終わってしまっているがイワカガミが   

びっしりと多い。 桟敷山駐車場付近はグンナイフウロウの密集地でオダマキが混ざる   

 お花畑でした往路を戻り東京へと帰路に就く    

 (地図)* 昭文社 山と高原地図 「浅間山・軽井沢」    

    

<帰路のコースタイム>= 田代=別府左折R79 =小諸IC北口上信越道82k57’=   

藤岡JCT1.3k6’=関越道58’PA三芳=大泉JCT=東京外環=美女木JCT=   

首都高5号線=外環(¥700)扇大橋IC14:30=213k 3h19’    

日暮里駅北口14:40   

    

    

   


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