2010.11.06 【雁ガ腹摺山と姥子山】 T.kobayashi 報告 | 東京ハイキング協会

2010.11.06 【雁ガ腹摺山と姥子山】 T.kobayashi 報告



平成22年11月6日(土)

雁ガ腹摺山と姥子山 登山         天候 晴れ
投稿: リーダー 小林妙子
協力:特別 小林潤也 ;石川孝子 ;木村馨

参加者: 11名  (男性5名 ;女性6名)

《コースタイム》  京王新宿駅6:54=60’高尾7:54(5分遅延) JR高尾発8:05発(4分遅延)=51’大月着8:56=タクシー発9:00=34’大峠1560m 9:34-9:48—–4’水場(御硯水)9:52—-30’大岩前1760m休憩10:22-:28—-20’雁ガ腹摺山1874m-10:48-11:05—43′-姥子山分岐1570m11:48-12:12—11′-林道1500m12:23—19’–姥子山西峰1503m12:42—-5’東峰1550m12:47—-荷を持つコル1480m13:05—-4′-奈良子林道へ上がる1500m13:09—-8’白樺平分岐1470m 13:17—45′ 百間干場1100m 14:03—橋の上 1080m14:05-:10—-12′-金山峠1110m 14:22 –50′-林道867m 15:12 —24′-金山鉱泉山口館前685m15:36-15:48=17’=タクシーJR大月駅16:05-:26
実歩程 ④ 5時間

《概要》

雁ガ腹摺山は 日本1003山(国土地理院);日本の山1000山(山渓);山梨百名山;秀麗冨嶽十二景の1番に載っている。また姥子山は2番である

大月市には北から順に牛奥雁ヶ腹摺山1990m、雁ヶ腹摺山1874mと笹子雁ヶ腹摺山1358m。「雁ヶ腹摺」の名を冠する山が3座ある。 最近では、もうひとつ、日影雁ヶ腹摺山(岩崎山1150m)がある。

雁ガ腹摺(がんがはらすり)は、渡り鳥の 鳥道となっているタルミ(鞍部)の意。

大菩薩連嶺南部のこの雁ヶ腹摺山(がんがはらすりやま)は、“旧500円紙幣の裏側の風景はこの山からの展望” しかし、500円札が製造されていたのは昭和60年(1985年)まで

《実際の考察》

国道20号線(甲州街道)から真木(まぎ)の信号を右折して県道510号線から真木小金沢林道を進む。 林道は立派なアスファルト道だ。車止めのある大峠標高1560mへ9:34着く。登山口である大峠までの山道は毎年11月下旬~冬明けまで通行止めになるようなので要注意。11名乗り以上の車 マイクロバスは乗入れ禁止。

東側の雁ヶ腹摺山だけでなく西側の主稜線(黒岳方面)への登山口が左にもある。木々は色付き 山頂まで標高差314mを登るのは簡単。早速ストレッチで筋肉をもみほぐし出発。

当地が恩賜林であり、「小金沢山自然保存地区」の指定や、森林文化の森「小金沢シオジ林」が近くにある、「山火事に注意」や「発砲注意」など掲示板がある。 登り始めてすぐ、マユミの実が頭上を飾る。3分で 水場(御硯水)を過ぎ 高度を上げていく。紅葉が青空を背に目にしみる。ウリハダカエデ、ハウチワカエデ、オオイタヤメイゲツ、イロハモミジ、ミネカエデ、モミジ類が多いから映える。植林のカラマツの黄葉も美しい。
モミジ類の他にはリョウブ、ヤマハンノキ、ナナカマド、コアジサイ、ミズナラ、オオカメノキ、ハリギリ、ブナ、ダケカンバ、シデ類、ツツジ類、などの落葉広葉樹にウラジロモミ、コメツガ、トウヒなどといった亜高山性の針葉樹もある。

1750mを越すと 城塞状の大岩があり ひび割れしたようだ。だんだん見晴らしが良くなる。
西南に南アルプス南部の山が望めた  林床のササは枯れたスズタケ ミズナラの純林を過ぎ、細いダケカンバ林を抜けると広いススキの草原へ出た。すぐ先の平坦地が雁ヶ腹摺山の山頂で数人が見えてきた。
山頂から富士山を眺めるのに木々を伐採してある。 南側が開け、北、西面はコメツガやダケカンバなどの樹林帯に覆われていた。
山頂では画家が油彩のキャンパスを拡げ一生懸命 両手に絵筆を持ち富士を書き挙げている。見ていると安らかな落ち着いた気分になる。 全員写真を撮り終え 子供達のグループが引率されて来るのが見えて俄然賑やかになった。

私たちは これからが長いので山頂を辞して 登り尾根の急降下に向かう。他に誰も前後にはいない。 いい加減 下りに飽きたころ姥子山分岐に付き 休憩11:48-12:12 早食事にする。そこから70mの急下降をし奈良子林道に飛び出る 目の前に低いけれども岩と木々の山が見え少し急斜面を登り西峰へ着く北側にトレースがあり東峰へ向かう。

姥子山は以前に通過していたので今回は楽しみにしていた。最低コルに荷を置き山頂を往復した。更に展望は良かった富士山は 雲に隠れ南側の裾線だけ見えていた 御正体山。大室山。道志山塊が南にまた東は奥多摩方面が見えた。3名が狭い岩場の山頂で食事中でした。コイワカガミが足元にびっしりと紅葉になり岩にヘバリ附いていた 花の頃は沢山咲くことでしょう

金山峠を目指すが なかなかの急下降で荒れた細い道をドンドン降りる。やや平らになると14:00百間干場なのだが畑倉用水水源地の屋根付の立派な掲示版がある。  ここからは金山峠へ登り道になり 体が重い。 やっと 峠へ出た 少しも気が抜けない。
2人のペアーが休憩中で姥子山で 食事中だった男3人組が 追い越して行く. 沢道と尾根道の分岐だった。 我々も沢道へ下りた国土地理院の登山道だ しかし新しい昭文社版は尾根道のみ書かれている。尾根道の方がやや早い。今日は雁ガ腹摺山からは1200mの標高差を下ることになる。

沢道は十数回の徒渉があり危険でした 簡単な桟橋は架かってはいますが濡れていて滑りやすく 神経を使います。流された橋が無残に傍にあったり,高巻を降りたり。砂混じりをへつったりと変化があります。林道へ出たらば、急勾配のコンクリートで水が流れていて苔むし滑りやすく実に閉口した。 何とか山口館山荘前を通過し100m先の金山鉱泉の山口館本館に着きました。
タクシーは16:00の約束で10分前にはお迎えに来て 温泉にも入らず 大月駅へ向かい解散とした。
以前に逆コースで登ったのは27年前でした。


地図
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出発時刻/高度: 09:48 / 1570m
到着時刻/高度: 15:40 / 718m
合計時間: 5時間52分
合計距離: 7.39km
最高点の標高: 1863m
最低点の標高: 718m
累積標高(上り): 306m
累積標高(下り): 1132m

表示変更: 距離 時間 時刻 / SRTM標高 GPS標高

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