2010.10.02 【関東ふれあいの道(神奈川県)⑩太田道灌・日向薬師のみち】報告
実施日:平成22年10月2日(土) 天候 晴れ
報告者:大木 建次
参加者:8名 (男4名 女4名)
コース時間
鶴巻温泉駅8:25→坪の内バス停8:45→長福寺9:05→比々多神社9:40→上糟屋神社10:15→大田道灌の墓10:30→産業能率大学→鎧塚11:10→彼岸花遊歩道・洗水古墳→11:45駒繋ぎの松前(昼食)12:15→日陰道→白髭神社→12:55日向薬師→13:30日向薬師バス停13:45=伊勢原片町交差点→道灌祭り会場→伊勢原駅
概況
コースの起終点である国道246号線の「坪の内バス停」に行くには、バスの本数が少ないので歩くことが確実。歩くには、鶴巻温泉駅から弘法山への登山入り口を右折し、東名高速道路に沿って伊勢原方面の架橋(大椿橋)を渡り、住宅地を北上し国道246号線の坪ノ内の信号を渡ると、約20分で着くことが出来る。
バス停付近には、関東ふれあいの道の案内板がある。国道246号線を伊勢原方面に戻り、道標に沿って左折し上りの里道に入る。既に道沿いに彼岸花が咲いている。高台の畑やみかん山の中を通ると八幡神社の前に出る。ここから長福寺までの里道は、竹林など自然が残り雰囲気がある。
大社の風格がある三宮比々多神社から、途中「伯母様」と珍しい地名や果樹園・田園を通り過ぎ、県道や旧大山街道を横断すると上糟屋神社に着く。近くに太田道灌の墓がある洞昌院がある。大田道灌公の墓(コース指定撮影ポイント)にお参りし、道標に沿って歩くと産業能率大学付近の高台に出る。大山の山容が立派に見え、連なる山並み・田園と秀逸な風景である。ここから市道1号線の高部屋交差点に向かい左折すると、鎧塚は近い。この付近は古墳が多く、最近発掘された洗水古墳を見た後、彼岸花遊歩道を通り、日向薬師を目指す。
午後は、日陰道・白髭神社経由で日向薬師に向う。平成の大修理(前回の改修は1660年で、解体修理し完成は7年後)を行う旨の告知板が立てられている。日本3大薬師のひとつであり、国宝等の重要文化財の仏像が安置されている。歴史ある古刹で山寺の風情が醸し出ている。日向薬師バス停に戻ると広場には、接続する「関東ふれあいのみち」の3コースの案内板がある。
ここから伊勢原駅行きのバスに乗り、国道246号線を渡る手前のバス停で降り、「道灌祭り」のため歩行者天国となって、賑わっているバス通りを歩き、伊勢原駅に14時30分に到着
リーダーコメント
今回のコースは、8月の「大山参り蓑毛のみち」、9月の「巡礼峠のみち」を結んでいます。内容的には、大山や連なる山並みを見ながら、的確に設置された道標に沿って伊勢原市の歴史と文化にふれるコースです。今年は彼岸花の開花が遅れたため、この時期でも至る処で咲いており、稲の刈り入れ時期と相俟って、秋の原風景を楽しめました。
次回予定(10月19日=丹沢山塊東辺のみち)のコースは、神奈川コースの中で最も難易度が高いコースです。長い林道歩きの後、仏果山(登山口との標高差約600m)を上ります。体調と相談し、山歩きの装備でご参加ください。